BMW ヘッドライトの結露修理
整備・修理
メーカー名BMW
車種BMW 5シリーズ
施工内容:
ヘッドライトの結露の修理のご依頼で、ご入庫いただきました。
お話を伺うと、他の修理工場さんでは、どうやらヘッドライト本体とモジュールの交換でかなり高額なお見積もりだったそうです。。
施工の流れ
STEP1
LEDメインライトモジュールの交換
早速、ヘッドライトを脱着し、中の腐食具合などを確認します。メインのバラストのモジュールは腐食が進んでいるので交換が必要そうですが、他は何とか再利用できそうな感じです。
脱着した後は、湿気を完全に取るために数日間乾燥させながら待ちます。
乾燥後、接点復活剤、リペアキット等を使用しながら組み付けて行きます。
今回は、LEDメインライトモジュールを交換し、コーキングをして、作業を終了させていただきました。
STEP2
ヘッドライト・結露の仕組み
ヘッドライトの結露は、実際、湿気の侵入経路を特定することがとても困難なため、色々な方法を試す事になりますが、確実に直るという方法がなく、ヘッドライトは密閉されていないため、本来はある程度の湿気であれば結露までにはならないはずです。
また、完全に密閉されているわけではなく、内圧や湿気を逃すための穴が、2箇所ほどあります。
そのため条件が揃えば曇ったりはすることはございます。
結露は、ヘッドライトの内側と外側の温度や湿度の差に違いが生じている場合に発生すると言われております。
特に5シリーズのBMWは、構造上の問題で結露が発生しやすい車種でございます。
発生頻度は、左側が多いです。
理由としましては、BMWは、ラジエーターの左側がアッパー側になるので、高熱になりやすく、雨等で濡れると蒸気になりやすいからです。
ヘッドライトの結露を放置すると、内部のコンピューターが腐食してしまい、点灯不良、警告点灯に繋がります。
点灯不良等になってしまった場合は、基本的にヘッドライト交換をしないと直らない場合が多いので、お早めに修理入庫をしていただくことをおすすめしております。