ベンツ W204 エンジン不調 バルブボディ分解 洗浄 スピードセンサー交換
整備・修理
メーカー名メルセデス・ベンツ
車種メルセデス・ベンツ W204
年式平成22年
施工内容:
リピーター様より、街中を走行中にアクセルを踏んでも前に進まなくなり自走ができなくなってしまったとお問合せを頂きました。
弊社でお車を引き取りに行かせて頂き、テスターでのコンピューター診断及び車両テストを行い、実際の症状と不具合箇所を確認した結果、スピードセンサーのエラー(故障)が確認できました。
*預かり時の症状。
・エンジンはかかったまま、ガタガタ震えるような感じはなく、スッと止まった。(アクセル踏んでも前に進まない)
・エンジンをかけ直しても、Dは使えず。
施工の流れ
STEP1
オイルパン 取り外し ATオイル 排出
スピードセンサーに辿り着くには、まずはアンダーカバーとオイルパン、ドレンボルトと順番に外し、ATオイルを排出を致します。
写真では分かりにくいですが、汚れと若干白濁しているのが分かります。
STEP2
バルブボディ脱着
ATオイルが全て抜け切ったら、バルブボディの取り外しにかかります。
STEP3
バルブボディ 分解
脱着が終わりましたら、バルブボディの分解に取り掛かります。中に磁石でくっついているボールをとり、順番にボルトを外していきます。
最後、組み付けを行う際に位置が間違ってしまうと不動車になってしまう恐れもある為、間違いないよう写真に残しておきます。
STEP4
バルブボディ 洗浄
今回は、バルブボディは洗浄して再利用する為、オイルでベタベタの状態からパーツクリーナーで洗浄し綺麗にしていき、乾燥させます。
修理工場さんによっては、分解/洗浄せずにバルブボディ本体の交換をするケースがあるかと思いますが、部品代も高額になってしまうのでbuvlaboでは極力お値段を抑える為、再利用できるものはそのままにしての修理をさせて頂きます。
STEP5
オイルパン 洗浄
バルブボディと一緒に、オイルパンの洗浄もパーツクリーナーを使って行います。
一通りの洗浄が終わったら、元通りに戻す作業を行います。
バラした時に撮った写真や分解図を確認しながら、ミスのないよう慎重に行います。
組み付けが終わり、ATFを注入し油温などを確認し終わったら、最後にテスターを繋いで実測値を測りながら試運転をしていきます。
コンピューター上のエラーが消え、問題なく走行できることが確認出来てからお客様への納車になります。
工場が立て込んでおり、お時間頂いてしまいましたが、ご依頼頂きありがとうございました。